結婚式へのあこがれは私には昔からありました。
一生に一回だけ、本当のお姫様のように・・・プリセンスのように輝ける日。その日だけはどんな地味な女の子でも、他の人よりも遥かに着飾って眩しくなっていい日。
私は小さい頃から消極的で目立たない方だったので、クラスにいても地味な存在としてやってきました。
彼氏ができたのも二十歳を超えてからという奥手で、結局その時のはじめての彼氏と結婚することになりました。
だからこそ、けっこんしきにはこだわりたい。自分たちの大好きな友人や家族に来てもらって、一緒に祝ってもらいながら最高の結婚式を企画してみたい・・・そんなふうに思っていました。2月までは。
最初に大型船の話がでてきたときには、まさかそれが自分自身にも関わってくるなんて思いもしませんでした。大変な事態だなあとは思いつつも、世界含めてみんなに降り掛かってくるなんて想像もできなかったです。
あの頃は今年夏の式の準備に向けて色々準備を進めていました。
結婚式プロフィールムービー人気のおすすめ業者比較10選というブログの記事も参考にしながら私達にピッタリ合いそうなムービーを選んだり、プチギフトを何にするか・・・ウェルカムボードは写真にするかそれともイラストにするか悩んだり。
決めることが多すぎて彼と喧嘩になりそうなときもあったんですが、それでも自分たちの式の準備を少しずつ進めていく日々はすごく楽しくて満ち足りた瞬間でした。
これから一生を過ごしていく大好きな彼とともに何かを作っていく感じがして、あーこうやって結婚するモードになっていくんだな・・・なんて思っていました。
ただ、世界的な事件になってしまってそれがすべてだめになってしまいました。正直いつになったら落ち着くのかも見えないので、式をいつに延期していいかもわかりません。
とりあえずキャンセルはしてキャンセル料は払わずにすんだのですが、先が見えず暗い気持ちになってしまいます。